Windows Server 2008 R2 でBluetooth を使えるようにするメモ。

OS 標準スタックが無いWindows Server でBluetooth を使うためのアプローチは2つ。

  1. おとなしく、Windows7/Vista x64 対応のstack を使う
  2. Windows7 x64 からいくつかのファイルをコピーして無理矢理動かす

手持ちのアダプタにはかなり古いバージョンのBluesoleil が付属しており、
新しいOS にインストールするとBluesoleil がアプリケーションエラーで落ちる。

そのため新しいバージョンにアップグレードする必要があるのだが、
アップグレードは無償ではなく、3000円ほどの出費が必要。

そのため、1. の手法は後回しにして、2. の手法を試してみることにする。

2. の実現方法を、海外のフォーラムにて発見したので貼っておく。
Bluetooth for Windows Server 2008 R2
だいたいこんな感じでできるという風に読み取れる。

ライセンス的にNG だと思うので、詳細なやり方は解説しない。

  • Windows7 x64 のシステムファイルをコピーし、inf ファイルの内容を変更する
  • コピーしたファイルをWindows Server 2008 R2 にマイグレーションする
  • reboot し、Bluetooth アダプタを認識させる

結局、このやり方だとドライバにデジタル署名が無い警告が出てしまい、
起動時に毎回F8 を押して未署名ドライバの強制読込みを行う必要がある。
現実的ではないと思ったので、2. の方法は諦めた。
Bluesoleil 最新版でも、手持ちのアダプタの正常動作が確認できたので最新版を購入した。

Windows Server でBT を使おうとする変わった人がそんなにいるとは思わないが、一応まとめておく。

  • Windows Server には、OS 標準のBT スタックはありません(ドライバ類もありません)
  • ライセンス違反をしてクライアントOS からファイルをコピーしても、まともに動きません
  • 手持ちのスタックが動かない人は、諦めて有料のスタックを買いましょう

以上、おしまい。